
開催要項
松山市青少年育成市民会議は、子どもの育成に関係する多くの団体で構成され、家庭や学校、地域、企業、行政などの垣根を越え、『社会全体で子どもたちを守り育てる社会』の実現を理念に活動する社会教育団体として、青少年の社会性の向上のために活動しています。
そんな中、地球規模での気候変動や地震活動の活発化による災害が増えていると言われ、私たちが住み暮らす地域にも、いつ発生してもおかしくないとされる『南海トラフ地震』への備えの必要性が叫ばれています。 地理的にも愛媛県では、自助、共助の活動が必要とされ、そのためにも社会性の向上が減災効果やレジリエンスの能力を左右すると考えられます。
私たちは、子ども若者を育み、また地域で子育てを支援する指導者としての役割もあることから、それぞれが一同に会し、普段からの心構えを含めた災害対策の一助となるよう本大会を開催します。
主催:松山市青少年育成市民会議 共催:松山市・松山市教育委員会
後援:愛媛新聞社・NHK松山放送局・南海放送・テレビ愛媛・あいテレビ・愛媛朝日テレビ・えひめリビング新聞社・愛媛CATV(一部申請中)
【開会行事】 13:00~ 開会あいさつ/来賓あいさつ/来賓紹介
【表彰行事】 13:20~ ポスターコンクール・市民会議杯 表彰
【講演】14:00~
命を守るのは知識だけじゃない ~社会性という最大の防災力~
必ず発生するといわれる大規模災害に備えて、水や非常食の備蓄だけで対策は充分なのか?
自分ひとりでは解決できない状況において、真の防災とはそこに住み暮らす私たちの社会性を向上させることである。一見、次元が異なる『防災』と『社会教育』。 しかしそれこそが人と地域のレジリエンスでもあるといいます。 防災と社会教育の交差点で共に学びましょう。

《講師》
二場健児(ふたばけんじ)先生
地域防災マネージャ(内閣府)
株式会社安心堂
危機管理・防災スーパーバイザー
【講師プロフィール】
空を守り、人を守り、地域を守る――。
長年にわたり「危機」と向き合ってきた実践者。
元航空自衛隊幹部として、総隊司令部や航空警戒管制官として勤務。レーダーを通して航空機の目となり、空の安全を見守り、また情報幹部として近隣諸国の動向を分析するなど、日本の防衛の最前線に立ち続けた。
その後、自衛隊愛媛地方協力本部で広報・援護の任務にあたり、退官した自衛官たちの新たな人生を支援。社会との架け橋としても力を尽くしました。
退官後は、今治市や愛南町で危機管理担当者として地域の安全を支える傍ら、講演活動にも精力的に取り組み、これまでの講演回数は1,000回を超える。
自衛官として培った「現場の判断力」と「組織の危機対応力」をもとに、わかりやすく、時にユーモアを交えて語る講演は、各地で高い評価を得ています。さらに、海外ではパプアニューギニアにて戦没者の遺骨収集にも従事。国のために尽くした先人への敬意を胸に、今もなお「安全と命を守る」活動を続けています。その功績が認められ、瑞宝双光章を受章。1女2男の父であり、おふたりのご子息も自衛官として日本の平和を支えています。

